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雲の果て

jyuzakumo.exblog.jp

個人的に興味があるゲームの紹介やプレイ感想など。あと落書き。@ジュザ

記憶に残るげぇむ

今までやってきたゲームで印象深かったゲームは多々あるが、
個人的に特に印象深いゲームを紹介しよう。

フロムソフトウェアの『キングスフィールド』シリーズ。

初期PSの作品で、3Dダンジョンを自己視点で探索するRPG。
ここまではよくありがちなものだが、
ゲームの雰囲気というか、世界観というのが独特で物凄い。

ジャンルがダークファンタジーというだけあって、なんと言うかすごい鬱な世界である。モンスターはもちろん、ダンジョンやNPCやBGMまで暗い雰囲気をかもし出している。

だが決して安っぽくなく、構造や雰囲気作りがしっかりしていて
何故かのめりこんで臨場感を味わえる。


しかも常に孤独で、広いダンジョンを探索していく。
時折聞こえる魔物の息遣い(本当に聞こえる)が緊張感を高ぶらせる。

そしてこのゲームの最大の売り(?)が
モンスターに殺されたり、穴に落ちて死んだ時の断末魔。

「あアアアアァァァァアあアーッ!!」

なんと言うかもう書き表せない。
プレイしてるこっちもマジで死んだかと思うくらい。

ゲームの難易度自体も結構難しいし、セーブポイントまで戻されるしで死ぬと精神的にもつらい。

しばらくプレイしたく無くなるのだが、暫くするとまたダンジョンに篭りに行ってしまうw
なんというか好きな人にはしっくり来ると思う。


ストーリーも○
主人公が全員王族と言う設定(なのでキングス)で
一作目はジャンという主人公が行方不明の父を探しに王家の地下墓所へ行くという話し。
墓所を進んでいくという時点ですごい鬱になる。
最終的に主人公は狂った父親を倒し、伝説の聖剣「ムーンライトソード」を手に入れる。
このムーンライトソードという剣はこの作品全体のキーアイテムだったりする。


二作目は一作目の主人公の友人でかつ隣国の王子アレフが主人公。
ムーンライトソードがある人物に奪われ、それを取り返すためにいかにもヤヴァイ孤島へ行く。
この聖剣を奪った人物が「ダイアス・バジル」。(自分のPSUキャラの元ネタだったりする)
島を覆う毒で町の人が死んだり、いきなりスタート地点にキチガイじみた強敵が居たり
いろんな意味で超難易度。
最後はエルフの生き残り、レオンが鍛えた「ダークスレイヤー」という剣で
ダイアス・バジルを倒し、そのダイアスを操っていた邪龍ギーラを倒してムーンライトソードを奪い返す。
祖国に「ムーンライトソード」「ダークスレイヤー」という二本の聖剣を持ち帰り、全ての魔物を消し去り孤島と祖国に平和が訪れる。


三作目は一作目の主人公、ジャンの息子ライル。舞台は国土全体という規模に広がる。
過去最大のダンジョンと謎解き、そして三部作完結編というキングスの最後を締めくくる作品。
突然魔物に取り付かれ、王国は魔物の巣窟になる。
前作の主人公アレフはムーンライトソードでジャンを王城ごと封印する為に命を絶つ。
その際ムーンライトソードは真っ二つに折れ、封印される。
もう一つの聖剣ダークスレイヤーも行方知れずとなり、アレフの意思を継ぐライルが父親を倒す為に王城を目指すという話。
育ての親でもあるエルフのレオンから預かったエクセレターという持ち主と共に成長する剣(後に3本目の聖剣になる)や
アレフの魔力を与えてくれる魔術師たち、伝説のイシリウスなど主人公が「成長」する
要素も加わってよりRPGらしくなっている。難易度も三作中で最も簡単。
この作品で全ての絡みやストーリーの背景などが明らかとなり、最後は父親を操っていた神龍、シースを倒して王国に光を取り戻す。
そしてムーンライトソードダークスレイヤーエクセレターという三本の聖剣によって国は護られたのでしたー完、みたいな。

なんか中二くさいが、それがいい。内容や難易度がデタラメなだけにギャップが凄まじい。

なお、PS2で4作目が出ているがこれは外伝的なもの。
ダークな雰囲気や音楽はそのままにグラフィックも綺麗になってより恐怖と臨場感が味わえる作品になっている。

とりあえず自分は何とか全部クリアしたが、これほど印象深いゲームはそうないだろうと思う。

ちなみにムーンライトソードはフロムのシンボル的な存在で、他のゲームに使われてたり、現実にレプリカがあったりでマニヤの間では有名。出所はKFなだけにこの作品はもっと評価されても良い。
by jyuza-rokusei | 2008-09-20 00:18 | 趣味

by jyuza-rokusei