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雲の果て

jyuzakumo.exblog.jp

個人的に興味があるゲームの紹介やプレイ感想など。あと落書き。@ジュザ

危険な仮面 第2節

「ラピ子が…攫われたの!」
エミリアの一言に一同は一瞬凍りつく、そして
エスカータ「………ラピ子って、何?」
トゥル「うんうん、なに?」
ラピ・ス「ラ、ラピコ…!?」
エミリア「う~ん、私の妹みたいなものかな?」
そして再びの沈黙。
トゥル「ま、まさか誘拐事件…!?」
エスカータ「た、たいへん…!」
ラピ・ス「家族が攫われたの!?」
エミリア「い、いやぁまだ誘拐されたかどうかは分からないんだけど…
よく勝手に家の外に出てたりするから…」
トゥル「お兄ちゃんッ!」
ハイアームズ「良し、分かった。こちらで連絡網を手配しよう!」
と言い残すと、店の奥に消えるハイアームズ。
エミリア「あ、待って!まだ確定したわけじゃないし、お父さんの早とちりかもって…ああ」
トゥル「大丈夫!ウチはこう見えてその手の調査には詳しいから!」
エスカータ「トゥルのお兄さんって探偵でもしてるの?」
トゥル「え…あ~いやその…」

ラピ・ス「私たちも探そう。少しでも情報があったほうがいいわ。」
エミリア「そ、そうね。あ、ごちそうさまでしたー!」
ラピ・ス「それじゃあ師匠、急用が出来たので失礼します!」
から揚げをたいらげ、「ラッピー乙カレー」を食べている狩る男。
狩る男「ん?もご、なんだか知らないが頑張れよ!俺はもぐもぐ、…
ん~ぬおぽうぬふぅ、ラッピー乙カレーうめぇええ!!」
ラピ・ス「…」
エスカータ「行こうよ!」
ラピ・ス「う、うん!」

店の外に出た4人。
エミリア「でも、情報なんてどうすれば?」
トゥル「そうね…とりあえず、目撃者が居ないか調べてみようよ」
エスカータ「じゃあエミリアの家の近くが良いわね」
ラピ・ス「急いだほうがいいかも。もうすぐ日も暮れるわ」
エミリア「そうね」
一同はエミリアの家へと急ぐ。

エミリア「ただいま~、ってあれ鍵が開いてる。」
家の奥から大柄な男が出てくる。
クラウチ「おう、おかえり。」
エミリア「えっ、お父さん居たの?」
クラウチ「ったりめぇだろ、今日は非番なんだよ!」
エミリア「って、あ~~!!!またラピ子の世話しなかったでしょ!!」
クラウチ「あ?そういやいつの間にか居なくなってたっけな…
がっはっは、だから言ったろ?誰かに攫われたんじゃねえかって」
エミリア「酒くさっ!また昼間から酒浴びてわねこのおっさん!!」
どうやらエミリアは怒り心頭である。
エスカータ「エミリア、落ち着いて…」
エミリア「あーもう!これだから酔っ払いは!家族の世話もしないで全くいいご身分だこと!」
クラウチ「うるせぇなぁ…悪かったよ。
ちゃんとウチの事務所に暇なヤツを調査に向かわせたから心配すんなって」
エミリア「ったく…いこ。こんな酔っ払い相手にしてるだけ時間の無駄だわ。」
トゥル「あんたも大変ねぇ」
ラピ・ス「でもどこへ行ったんだろうね。迷子にでもなってるのかな?」
エミリア「そんなところだとは思うんだけど…」

「インフィニッティー♪」
また聞き覚えのある着信音が鳴る。
エミリア「はい、もしもし?あ、お母さん」
エミリア「うん、うん。…本当?じゃあそっちのほうあたってみるね」
エスカータ「もしかして、何か分かった?」
エミリア「うん、ウチの事務所からなんだけど。
調査中の人がラピ子らしい影を見かけたって。」
ラピ・ス「本当?」
エミリア「ええ、どうやら郊外の廃研究所で見かけたらしいわ」
トゥル「あそこって確か…」
エスカータ「幽霊屋敷!」
トゥル「…じゃないと思うけど、あまり良い噂は聞かないところね。
最近ガーディアンズの目から逃げるために犯罪者や密売人が隠れているとも聞くわ」
ラピ・ス「詳しいのね」
トゥル「グラールニュースは良く見るしね」
ラピ・ス「そうなんだ…私はラッピーのこと以外はあまり興味ないから…」
エミリア「こうしちゃ居られない!ラピ子を連れ戻さなきゃ!」
エスカータ「ええっ!?もしかして、行くの?」
エミリア「当たり前じゃん!一刻も早く…」
トゥル「でも私たちだけじゃ危険よ。ここはガーディアンズに連絡を」
エミリア「確か今クラッド6の駐屯部隊は本部コロニーに召集されてたはず…
今から連絡しても到着するのは明日になるかも」
エスカータ「へ?何で分かるの?」
エミリア「あーちょっとうちの事務所と繋がりがあってね…。って、そうだ
うちの事務所の人に来てもらえれば…!」
トゥル「事務所の人って…」
エミリア「ああ、えっと。うちは親が警備会社やってるの。だからこういう分野は得意なのよ」
トゥル「なるほどね…」
携帯に電話をかけるエミリア
エミリア「…」
ラピ・ス「どう?」
エミリア「…」
しかめ面で携帯を閉じる。
エミリア「繋がんない!あ~もう、これっていつもの「人員不足のためお電話に出ることが
できません」じゃん!!」
エスカータ「そんなぁ。それじゃ…」
エミリア「やっぱり私たちだけで行くしかないわね!」

トゥル「ちょっと待って、いくらなんでも危険よ」
エスカータ「そうよそうよ、か弱い女子4人が悪魔の巣窟に向かうなんて危ないよ~」
エミリア「で、でも!おっさんは使い物にならないし、ほかに頼る人なんて…」
トゥル「う~ん、参ったわね。お兄ちゃんからも連絡ないし、どうしたものか」
ラピ・ス「あ」
エミリア「?どうしたのラピ・ス」
ラピ・ス「師匠なら助けてくれるかも」
トゥル「あ、さっきウチの店に居たあの人?」
ラピ・ス「ラッピー関係無い事なら助けてくれるか分からないけど…」
エスカータ「おおー!あの熊みたいな人なら強そうだし!」
エミリア「…仕方ないわね、いまは熊の手でも借りたいところだわ!
お願い、ラピ・ス」
ラピ・ス「じゃあ、カフェに戻りましょう!」

場面は再びカフェ「シグナー」に
しかし、店のドアには「CLOSE」の掛札がなされている。
トゥル「あれ?今日は店じまい早いなぁ」
エミリア「ってことは、もう誰も居ないの?」
トゥル「そうみたい、ごめんね」
エスカータ「トゥルは家はこっちじゃないもんね。お兄さんとは連絡とれないの?」
トゥル「うん、忙しいみたい…」
ラピ・ス「師匠…」
エミリア「いや~正直ちょっとほっとした…かな」
ラピ・ス「え?」
エミリア「いやだってラピ子は…」
そう言い掛けると突然見知らぬキャストがこちらに向かってくる。
???「おや!?」
トゥル「だれ?」
エスカータ「知らないけど。」
するとキャストはラピ・スの前で止まり、
???「おやおや、やはりラピ・ス嬢ではありませんか!」
深々と礼をした。
ラピ・ス「あなたは…」
???「お久しぶりです、ラピ・ス嬢!ラッピーを狩る剣士こと…」
ラピ・ス「オメガ!」
???「い、いえ!違います!わたくしはラッピーを狩る剣士…」
ラピ・ス「お…お…オレンジ!」
???「い、いえ!そちらではありません!わたくしはラッピーを狩る剣士!
ダブルでございます!」
ラピ・ス「…?」
ダブル「完全にお忘れか!!」
ダブル「正式No.RDX-00元ラッピーディフェンサーの!!」
ラピ・ス「ああ、お久しぶりですね」
ダブル「難しいほうで覚えてたあぁぁ!!」

エミリア「あの~」
ダブル「ハッ、つい取り乱してしまって申し訳ございません!
わたくしラッピーを狩る剣士のRDX-00と申します、ダブルとおよびください」
エミリア「ご丁寧に、どうも…」
エスカータ「ラピ・スちゃんのお知り合い?」
ラピ・ス「昔、師匠と一緒に修行してた仲だよ」
トゥル「ま、またラッピー狩り?」
ラピ・ス「そうだよ」
トゥル「ラピ・スったら何か変な宗教にでも騙されてるんじゃないの?」
ラピ・ス「なに言ってるの!?私は真剣にラッピーを…」
エミリア「まあまあ細かいことは置いといて…」
ダブル「ほう!何かお困りごとですかな!?」
エミリア「まだ何も言ってないし…でもかくかくしかじかで…」
ダブル「なんと!それは一大事!」
ダブル「わたくしで良ければ力になりますよ!!」
エスカータ「へぇー頼もしいじゃん。ってその腰に下げてるヤツって…
カタナってやつじゃない?今時珍しいというか危なっかしいというか…」
ダブル「む、これはわたくしの相棒、その名もラッピー狩り闇鴉といってこいつは…」
トゥル「じゃ、廃研究所へ急ぎましょ!」
エミリア「ええ!」
エスカータ「ヤバくなったら逃げるよ!」
ラピ・ス「私も頑張るわ!」
ダブル「壮大なスルー劇でございました」

続く。
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by jyuza-rokusei | 2002-01-02 21:29 | UNKNOUN