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雲の果て

jyuzakumo.exblog.jp

個人的に興味があるゲームの紹介やプレイ感想など。あと落書き。@ジュザ

危険な仮面 第4節 

~廃研究所・正面入り口エリア~
ここを突き進むは、ラッピー狩り3人衆。
行方知れずのラピ子の正体が実は「ラッピー」だったことで、
3人の狩人魂にはゆるぎない炎が焚き付けられていた。

ラッピーを狩る男「ぬぅおおおお!待っていろ食料!!」
ラピ・ス「エミリアには悪いけど、ラッピーは1匹残らず狩らせてもらうわ!」
ダブル「ラッピー狩りとあらば、どこまでもお供するであります!!」
薄暗い通路をまるでラッピーに引き寄せられるように突き進む3人。
ラッピーを狩る男「む、こっちからラッピーの気配が!」
ラピ・ス「こっちがラッピーっぽいですね!」
ダブル「わたくしはこちらが怪しいと思いますよ!」
3人はそれぞれ、別の方角を指差す。
ラピ・ス「…」
ラッピーを狩る男「よし!誰が一番ラッピーを先に狩るか勝負するか!」
ラピ・ス「望むところ!師匠には負けませんよ!」
ダブル「ふっふっふっ、ここはわたくしが一番狩りをいただきましょうぞ!」

ダブル「…ってあれっ!皆さんもう居ないのであります!」


~廃研究所・裏口エリア~
薄暗い、ところどころに古びた照明のともった、細い通路が続く。
そんな所をあくまでも一般人の女子生徒3人が進む。
エミリア「ちょっと薄暗くて気味悪いわね~…」
トゥル「早いところラピ子を見つけ出して帰りましょ」
エスカータ「うう…ここ、モンスターとか出ないよね。」
トゥル「まさか。だって人工コロニーにモンスターなんか…」
ガラガラガシャーン!
遠くで瓦礫が崩れる音がする。
エスカータ「ひゃっ!!」
エミリア「だ、大丈夫よ。相当古い建物だから壁とかが崩れやすくなってるのかも…」
トゥル「足元には気をつけてね!」
携帯の頼りないライトが3人の足元を照らす。
エミリア「しっかしラピ子のやつ、勝手にこんなところにきて…
帰ったらちゃんと叱ってやらないと!」
トゥル「しつけるの間違いじゃ…」


~廃研究所・正面入り口左通路~
ラッピーを狩る男「しかし暗いな…。だがこの程度で俺の足を止めることなど出来ん。」
目の前に大きな瓦礫が道をふさいでいる。
ラッピーを狩る男「なんだ行き止まりか?ん、なんだこのガラクタは、よっこらせ」
ラッピーを狩る男は瓦礫を力ずくで動かす。
ラッピーを狩る男「お、広いとこに出たな。」

???「おい、なんだテメーは!」
???「なんだおめー、ガーディアンズのヤツか?」
ラッピーを狩る男「何だお前らは。俺はラッピーを狩る男だ。
この辺に小さいラッピーが来なかったか?」
チンピラ「はぁ?何言ってんだおめー頭おかしいのか!こんなとこにラッピー
なんて居るわけねぇだろ!!」
チンピラ2「それとも何か、お前もコレやってんのか?」
チンピラは怪しい薬を取り出す。
ラッピーを狩る男「それは『ドロリーメイト』に『チートアトマイザー』…
どちらも依存性の高い麻薬だな」
チンピラ「ほぉ、よく知ってるじゃねえか」
チンピラ2「俺達の仲間になるなら分けてやってもいいぜ…へっへっへ」
ラッピーを狩る男「だが断る。俺はそんなものに頼らなくても
ラッピーさえ狩れればいいしな。」

チンピラ「オイ、どこ行くんだ?」
チンピラ2「黙ってここから出られると思うなよ兄ちゃん」
チンピラはラッピーを狩る男の前に立ちふさがった。
チンピラ「ラッピーだかなんだか知らねえが、身包み全部置いていってもらおうか!」
フォトンナイフを取り出すチンピラ。
ラッピーを狩る男「ほう、こちらも生憎そういうブツが出回るのを黙って見過ごすわけには
行かなくてな…まあ、むかしガーディアンズに居たころの名残ってやつだ」
ボキボキと拳をならす狩る男。
チンピラ「やっぱりてめぇガーディアンズの回し者か!覚悟しろよ!」


~廃研究所・正面入り口第1研究棟~
ラピ・ス「うーん、ここじゃなかったか…」
消えかけの明かりを頼りに歩くラピ・ス
するとふと前方に気配を感じる
ラピ・ス「!ラッピーか!?」
薄暗い研究室の一つに走って向かう。

すると何かにぶつかった。
むにゅ!
ラピ・ス「!?な、なに?」
何かやわらかいものを掴んだようだった。
???「!誰だッ!」
ラピ・ス「人っ!?」
とっさに距離をとる二人。
???「そこにいるのは誰だ!?まさか誘拐犯か!」
ラピ・ス「あなたこそ、誰なの!」

ふいに研究室の壊れかけた照明に明かりがともる。
ラピ・スの目の前には黒く長い髪の女が立っていた・・・
ナギサ「私はナギサ!誘拐犯を追ってここまで来た、リトルウィングの者だ!」
ラピ・ス「!あなた、確か隣のクラスの転校生…」
ナギサ「…?そういうお前こそ、隣のクラスに最近転校してきたという…ラピ・スだったか」
ラピ・ス「あなたが何故こんなところに?」
ナギサ「それはこちらの台詞だ。このような危険なところにわざわざ何の用がある。」
ラピ・ス「私はラピ子を探しているの!」
ナギサ「ラピコだと…?偶然だな、私もだ」
ナギサ「だが!理由を聞かせてもらおうか。答えによってはお前をここで斬る!」
ジャキン、と巨大な剣を構える。

ラピ・ス「もちろん、『狩る』ためよ!」
ナギサ「…!!やはりラピコを連れ去ったのはお前か!挙句の果てに幼い命を狩るだと!!」
ラピ・ス「当然!やつらは狩られて当然の存在なのよ!」
ナギサ「どうやら理由を聞いても無駄なようだな!ならば、この場で斬り伏せる!」
ナギサ「はああああっ!」
ナギサは巨大な剣を振りおろす。
ガキンッ!
ラピ・スは両手から発光する刃を発生させ、それを受け止める。
ナギサ「!」
ラピ・ス「狩りの邪魔をするなら…転校生とて容赦はしない!!」
ナギサ「フッ、ならば転校生同士、決着をつけよう!」
ラピ・ス「??…なんだか分からないけど、望むところ!!」
ガガガガガッ!!
二人の間に激しい閃光が迸る。


~廃研究所・廃棄場~
ダブル「ここは…廃棄場でありますか」
???「ハッハァー、廃棄場とはまた懐かしいじゃねえか!!
まるで俺達にお似合いの墓場よな!」
ダブル「黙りなさい、敵に居場所を察知されたらどうする。」
???「あ~?俺の声はお前にしか聞こえねぇだろ!ガッハッハ」
ダブル「おお、そうであったなヤミガラス。最初はしゃべる剣など
薄気味悪かったものだが…こうして長い間共にしていると当然のように
思えてくるのであります。」
ヤミガラス「俺も最初は呪いの効かねぇ、スットンキョーなヤツなんて
いるもんだと関心したものだぜ」
ダブル「こうして廃棄場を目の当たりにすると、我々もまた棄てられし
存在だったことを思い出すのであります…」
ヤミガラス「ケッ!何をしみったれたこと言ってやがる!
あんなゴミ捨て場、二度と御免だな」
ダブル「お主は自業自得であります。持ち主を狂わせる上に幻聴まで
聴かせる刀なんて、誰でも棄てるのであります。」
ヤミガラス「知るかよ、ンなこと!!俺を持ったが最後、そいつの人生が
狂うまで狂わす!それが俺の愉しみだからよぉー!!ヒャッハッハァ!」
ダブル「だからこうして!呪いの効かないわたくしがお主を管理しているので
あります!!」
メキメキッ
ヤミガラス「ギャアーッ!分かった、分かったって。
ラッピーばかり狩ってないでたまには人も斬らせろよな、ヒヒッ!」
ダブル「全然反省してないのであります!」
バキバキキ…

すると遠くで何かが起動する音がする。
ダブル「むっ!気配…」
ヤミガラス「ゼェゼェ…何かいるなコリャ」
ウィーン、ガシャンガシャン!!
ダブル「こ、こいつは…!」
ヤミガラス「おうおう、こんなところにも居やがったか!」
ダブル「『ラッピー・マキナ!』このようなところにも」
ラッピー・マキナ「警告しますッピ。敵意を持つものが現れましたッピ。」
雑音交じりの合成音声でしゃべる。
ダブル「我が『親父殿』が創りし、ラッピーを模した殺人兵器!
わたくしはこいつらを破壊するためにラッピーを狩る剣士になったのであります!」
ヤミガラス「来るぞッ!!」
ギュイーン!!猛スピードでダブル目掛けて突進するマキナ。
ガキーン!!ダブルは間一髪ヤミガラスで受ける。
ヤミガラス「いってぇ!もっと丁重に扱え!」
ダブル「我慢するのであります!」
ズドーン!
数メートル吹っ飛ばされて瓦礫の山に突っ込む。

ダブル「ゲッホ!なかなかやるのであります。だが、マキナは生かしておくわけには
行きませぬ!確実に破壊しなければ…行くぞ相棒!」
ヤミガラス「しょうがねぇな…だが、鉄でも軽く切り裂く名刀だってことを
ポンコツ野郎に教えてやるかァ!」
ダブルは一太刀でマキナに迫る。
ダブル「ぬぅ…なかなかやるでありますな!」
ラッピー・マキナ「排除するッピ!」
ドカーン!と腕で殴りつけられる。
ダブル「ぐおっ!」
ヤミガラス「気をつけろ!まだ来るぞ!!」
すかさず追撃を繰り出すマキナ。
ダブル「おおうっ!」
空中で一回転して刃を突き立てる。
その攻撃はギャリーン!と火花を立てて鋼鉄のくちばしで防がれる。

ダブル「さすが我が親父殿の作った殺人マシーン、なかなかやるであります!」
ヤミガラス「あんまりハシャギすぎて、またバラバラになんじゃねーぞ!」
ダブル「心配御無用!先ほどエミリア嬢が施した修理はなかなかのもの!
若干パーツが安定しているのであります」
ヤミガラス「ったく、いつまで持つんだよそれ!っと、しゃべってるヒマはネェか!」
ギャギギギギーン!
再び格闘モードになったマキナと火花を散らして立ち回るダブル。
ダブル「かつてラッピーディフェンサーだったころ、こいつらは
わたくし達と共に生まれたコピーマシナリー…!」
ダブル「だがそのセキュリティ性能の高さゆえに、危険な存在!
こいつらの機能はラッピーが近いほどに威力を増すのであります!」
ヤミガラス「するってぇと、コイツが異常に凶暴なのは
近くにラッピーが居やがるからなのか。」
ダブル「おそらくはラピ子に反応しているのかと思われるのであります。」
マキナは尻尾からジェットを吹いて飛び回っている。
ヤミガラス「こうも動き回られてんじゃ斬るにも斬れネェ!」
ダブル「案じることは無いであります!奴らはラッピーに向かって攻撃は
一切出来ないようにできているのであります!」
ダブル「つまりラピ子の居る方角だけでも分かれば…!!」

ヤミガラス「ンなこと言ってもよォ!どうやって検討付けるってんだ」
ダブル「ラッピー狩りの『勘』!」
ヤミガラス「ハァ!?」
ダブル「こっちだマキナ!」
ジェットで突っ込んでくるマキナ。
ラッピー・マキナ「排除しますッピ」
ヤミガラス「おい、止まらネェぞ!!」
ドスッ!
ダブル「アッー!」
ヤミガラス「おい、しかっりしろ!」
ダブル「だ、大丈夫であります。」
ヤミガラス「ったく当てにならねぇ勘だな!また来るぞ!」
ダブル「こ、こんどこそ!!…ん?」
ふと物陰にラッピーの羽根らしきものが落ちている。
ダブル「これであります!!」
急に動きが鈍くなるマキナ
ラッピー・マキナ「ラッピーを確認ッピ。攻撃を停止しますッピ」
ダブル「いまだ!!」
隙を衝いてマキナを頭上から斬り付ける!」
ダブル「はああああっ!!」
ズバーン!!と真っ二つになるマキナ。
ラッピーマキナ「ガ…ス…ガガッ博士…ピー!…バン…ザ」
チュドーン!!
マキナは爆音とともに消滅する。
ヤミガラス「やったな!」
ダブル「ふぅ、一件落着であります!」

すると物陰から数体の影が現れる。
ヤミガラス「お、おいまさか…」
ダブル「そのまさかのようであります…」
ガシャン、ガシャン、ガシャン!
目の前に4~5体のマキナが新たに現れた。
ラッピー・マキナ「排除…排除…排除…」
ヤミガラス「どーすンだよ!!ラッピーの羽根はさっきどこかにふっとんじまった
しよお!!」
ダブル「ぜ、絶体絶命でありますな…!」
ヤミガラス「仕方ねえ、アレをやるか」
ダブル「!…アレはできれば使いたくなかったのでありますが…」
ヤミガラス「仕方ねェだろ…!俺だってアレは疲れるからイヤなんだが…」
ダブル「そうも言ってられないようでありますな…!」
じりじりと迫るマキナ軍団。
ダブル「ええい!もうどうにでもなれであります!!」
ヤミガラス「チッ!後悔すんなよ相棒!」
ヤミガラス「いいかテメーら!今から取っておきの恐怖を見せてやるぜ
フハハーッ!」
ダブル「やつらには聞こえてないかと」
ヤミガラス「やかましい!集中しろ!」
ダブル「フォォォォーッ!!」
キャスト素体の核となる、フォトンコアにエネルギーを集中させるダブル。
ダブル「グッ!限界であります!」
ヤミガラス「いくぞッ!!」
ダブル・ヤミガラス「真打・影縫!!」
ヤミガラスが怪しく光りだし、周囲に紫色の影が出来る。
ヤミガラス「ぐううう!!もっと集中しろ!」
ダブル「やってるであります!」
いたる所に写ったヤミガラスの影が実体化し、周囲に剣の雨が降り注ぐ。
ダブル「くらえーっ!!!」
ドドドドドドド…!!!

ダブル「ハァハァ…やったか!?」
無数の剣に貫かれボロボロのマキナ軍団。
ラッピー・マキナ「ピピッ…ガ~」
ヤミガラス「ヘッ、やってやったぜ…!」
ラッピー・マキナ「ピーッ!戦闘続行不可の為、自爆しますッピ」
ダブル「え?」
ヤミガラス「オイオイ…」
次々に光りだすマキナたち。
ダブル「以前どこかでこのような光景を見たことがあるのであります…」
ヤミガラス「お、俺も…」
カーッ!!
ダブル「やっぱりこのオチか!!!」
ドッゴォォォォオオオオオン!!!
あたりはすさまじい爆発に包まれた。

ダブル「ゲホッ、無事でありますかヤミガラス」
ヤミガラス「お、おう…間一髪で鞘に逃げ込んだぜ…」
ダブル「わたくしはパーツがバラバラになって動けないのであります…」
ダブル「後は頼みました、お二人方…!!」

-ダブルVSラッピー・マキナ、勝者ラッピーを狩る剣士-
続く。
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by jyuza-rokusei | 2002-01-04 00:00 | UNKNOUN